■ 天理教とは?

天理教信仰の核心を一言で言い表すと、“陽気ぐらし”世界の建設です

 私達の信仰する神様「天理王命(てんりおうのみこと)」は、この世を創る際「人間を造り、その陽気ぐらしを見て、ともに楽しもう」と思いつかれ、人間の創造にかかられました。その創造の舞台、人間を最初に宿し込まれた所が「ぢば(奈良県天理市にある天理教本部神殿の中央)」であると教えられています。
 この親神の思いにこたえ、“神も人もともに楽しむ”世界をつくり出すことが、教えの目標、信ずる者の歩みがあります。言いかえれば、人はみな創造のもと陽気ぐらしの出来る可能性をもって生まれ、いまを生きているのです。

 陽気ぐらしとは、明るく、心勇んだ暮らしです。どんな境遇に恵まれ、不自由ない生活をしていても、心はずむ喜びと楽しみがなければ、陽気とは言えません。陽気には、万物が動き出し新たな生命が生まれ出る“いのちの躍動”という意味が込められています。
 また、陽気ぐらしは、単に個々の幸福な生活を指すものではありません。一人が楽しんで他の人を苦しめるのは本物の陽気ではなく、他の人々も勇ませることが真の陽気であると教えられています。陽気ぐらしとは、他とともに喜び、ともに楽しむところに現れる暮らしのことです。

 人はややもすると自分中心の考えに陥りやすいものです。世の中に生起する様々な問題の原因も、つきつめれば、そこにあります。親神は、そうした、人間の心の汚れを洗い去って、心を澄み切らせたいと願われています。
 親神様は、私たち人間が陽気に暮らせるよう日夜お見守りくだされている。世界中の人間が親神様を信じ、教祖の教えを守って歩むところに、真の幸福が叶い、やがては真の平和、陽気ぐらし世界が実現する。
 親神様のもとにはすべての人間は兄弟姉妹であります。このことの自覚から、互いにたすけ合う実践にいそしむところに、やがては世界中の人々の心も入れ替わっていくことでしょう。こうして人類全体の心が澄み切る時、親神様の守護は余りなく垂れ、陽気に満ちた世界が表れるでしょう。
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教祖(おやさま)

 天理教の教祖中山みき様を、天理教の信者は「教祖(おやさま)」と呼んでお慕いしている。
 教祖は、大和国山辺郡庄屋敷村(やまとのくにやまべごおりしょやしきむら)、現在の奈良県天理市三島町の富裕な農家である中山家の主婦であった。ところが、41歳のとき、「我は元(もと)の神・実(じつ)の神である。この屋敷にいんねんあり。このたび世界一れつをたすけるために天降(あまくだ)った。みきを神のやしろに貰(もら)い受けたい」と、中山みき様の口を通して天理王命(てんりおうのみこと・親神様)の啓示があり、教祖は「神(月日・つきひ)のやしろ」と定まられた。天保9年(1838年)10月26日、ここに世界たすけの天理教が始まった。
 以来、教祖は、親神様の思召(おぼしめし)のまにまに、着物や食べ物をはじめ中山家の財産に至るまで、困っている人々に惜しげもなく施されて、貧のどん底へ落ちきる道を急がれた。しかし、そのお振る舞いは周囲の人々に理解されず、十数年というもの、誰一人として教祖のお話に耳を傾ける者はいなかった。
 やがて、「をびや許し」(安産の守護)をはじめとして、不思議なたすけが次々と現れると、教祖を「生き神様」と慕う人々が親里へ帰ってきた。教祖は、寄り来る人々に「人をたすけて、わが身たすかる」道を示され、救済の手段として「おつとめ」と「さづけ」を教えられた。また、親神様の思召を「おふでさき」に書き残され、「ぢば定め」によって人間創造の元の地点を明らかにして、世界たすけの「おつとめ」の実行を急き込まれた。
 ところが、世界一れつ兄弟姉妹(きょうだい)であるという教祖の教えは、時の政府の方針に沿わず、教祖を慕う人々が増えるにつれて官憲の迫害干渉が強まった。教祖は、「おつとめ」を躊躇する人々の心の成人を促して、明治20年(1887年)陰暦正月26日、お姿をかくされた。
 教祖はお姿をかくされても、世界中の人間を陽気ぐらしへ導こうと、いまも存命のままお働きくだされている。
 この天保9年から明治20年までの50年間の道すがらを教祖の「ひながた」といい、信仰者の歩むべき手本となっています。
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「おつとめ」と「おさづけ」

 陽気ぐらしを実現するためには」、一人ひとりが自分中心の欲の心を離れ、人をたすける心を養い、たすけ合いの実践に努めることが求められる。そのための手立てとして、教祖は「おつとめ」と教えられ、「おさづけの理」を渡された。  「おつとめ」は、人間創造の元の地点である「ぢば」に据えられる「かんろだい」を囲み、選ばれた10名の「つとめ人衆」が「かぐら面」をつけ9種類の鳴物(なりもの)に合わせて勤められる。
 「おさづけ」は、病だすけの手立てで、その理を戴いた人が、病む人の回復を祈願して取り次ぐとき、親神様は願う心の誠真実の受け取られ、不思議なたすけをお見せくださる。おさづけの理を戴いた人を「よふぼく(ようぼく)」と呼びます。
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